「キョウト・デスク」は、“aufklärung von kinder”(子どもによる啓蒙)の2つの活動「ときどき きこえる」と「20km 向こうに」を振り返るとともに、今後の活動を探るためのオープン・オフィスです。京都芸術センターと「予言と矛盾のアクロバット」の共同企画による「ideas on the move」の一環として開催されます。
“aufklärung von kinder” の展示は、2013年3月、東京の art & river bank に次いで2回目になります。前回の展示の際に行われたイヴェント、「imagine Touhoku」、「高波がくる」の京都ヴァージョンを行います。また「20km 向こうに」の縮小ヴァージョ ンの「0.5km 向こうに」、さらには、杉田敦 + 増本泰斗企画の“Picnic”も実施します。オープン・オフィス以外の関連イヴェントのスケジュールは下記になります。
[関連イヴェント スケジュール]
※これらのイヴェントは公開プロジェクトです。19,20日のプロジェクト鑑賞希望の方は、出発時間までにオフィス(京都芸術センター ミーティングルーム2)に集合してください。
19日/
◆ 0.5km 向こうに(※15時にオフィスを出発します) : 「20 km 向こうに」は、“Picnic”の一環として2013年2月26日に縮小版「1km 向こうに」として、京都御所を原発に見立てて行なわれました。今回は、京都芸術センターを原発に、0.5kmの円周上を歩きます。
20日/
◆ imagine Touhoku(※13時にオフィスを出発します): 吉田神社のある吉田山を、京都御所の標高(55m)よりも40.5m上、標高95.5mまで上ります。40.5mは、宮古市重茂姉吉(おもえあねよし)地区に押し寄せていたとみられる、東日本大震災の津波の最高波高です。
21日/
◆ 高波がくる(※14時〜ミーティングルーム2にて開催): 前回は、塩尻の丸永酒造場の日本酒「高波」を飲みながらのトークでした。今回はハワイ島カイルア・コナのKona Brewing社製造の“BIG WAVE”です。
◆ Picnic : オープン・オフィス終了後、京都の福島関連の酒場を巡ります。
ときどき きこえる
3.11は、アートにとっても大きな問題を突きつけることになりました。 芸術に何ができるのか、その理解や実践方法はさまざまです。「ときどき きこえる」は、リスボン大震災について触れた思想家、ヴァルター・ベンヤミンの子どものためのラジオ番組(“aufklärung für kinder”, 子どものための啓蒙)に触発されて 2012年8月に始められたインターネット・ラジオです。主な収録場所は東北で、1テーク5分から20分の番組が、これまで120本以上配信されてきました。
https://www.facebook.com/TokidokiKikoeru?fref=ts
20 km 向こうに
もし渋谷に原発があって、そこで事故が起きたら、どれくらいのエリアが立ち入り禁止になるのでしょうか。「20km 向こうに」は、渋谷109から半径20kmの円周上を、約120km、数十回にわけて歩いたプロジェクトです。そこにはいくつかの町があって、村があって、家々があって、人々の生活がありました。わたしたちはその人たちのことを想っています。けれどもわたしたちは、その本当の深刻さを知りません。もしそこが、自分の町だったら。内側の禁じられたエリアを想いながら、言葉を探します。
https://www.facebook.com/pages/20-km-%E5%90%91%E3%81%93%E3%81 %86%E3%81%AB-aufkl%C3%A4rung-von-kinder/452822011427761?fref=ts
タイムテーブル
[8月19日(火)]
10:00 会場
10:30~ 朝礼
11:00~17:00 オープンオフィス
☆ 0.5km 向こうに(※15時にオフィスを出発します)
[8月20日(水)]
10:00 会場
10:30~ 朝礼
11:00~17:00 オープンオフィス
☆imagine Touhoku(13時にオフィスを出発します)
[8月21日(木)]
10:00 会場
10:30~ 朝礼
11:00~17:00 オープンオフィス
☆高波がくる(14時〜オフィス内にて開催)
※尚、外出するイベント時間帯でも、オープンオフィスで
日時:8月19日(火)〜21日(木)11:00〜17:00
会場:京都芸術センター 3F ミーティングルーム2
企画:杉田敦+高橋夏菜+萩原葉子
料金:無料
※事前申込は不要です。
問合せ:info@yasutomasumoto.sakura.ne.jp