予言と矛盾のアクロバット

増本泰斗+菅かおる+高橋耕平+田中和人+向井麻理+国谷隆志+加納俊輔

My Memory is Our History −Vision Screening−

2013年09月15日|つくるビル

私たちはいかにして歴史に遭遇し、歴史を経験し、歴史を消費するのか。アライダ・アスマンの著書「記憶のなかの歴史」の邦訳 ハードカバーの帯に記載されているこの問いかけにアートそのものを通じて接近してみよう。例えば90年代以降、カッティングエッジなアートの歴史は、大型 国際芸術祭が形成してきたと仮定してみる。その中には、僕らが遭遇し、経験し、消費した芸術祭が多数存在する。つまり、僕らそれぞれの経験が、その集積が 歴史を形成しているのだ。でも、それは一体どういうことなのだろうか。

当日は、ベニスビエンナーレ、ドクメンタ、ミュ ンスター彫刻プロジェクト、横浜トリエンナーレ、妻有トリエンナーレなど、それぞれが経験した大型のアートフェスティバルの記録写真や記録動画の上映会を 通じて、つまり、各人の記憶のプロジェクションを通じて過去の大型芸術祭の細部をみつめています。そして仮設的な歴史を構築し、仮説的に歴史の経験につい てアプローチできればと考えています。もちろん、興味ある方は、写真や動画持参いだければプロジェクションできます。

ということではじまったが・・・

 

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