Ideas on the moveは、過去を再現、参照、検証しながら、未来に接続していくアイデアの源泉を探ることをざっくりと目指しています。第1回目では「オーディエンスの創造性」を テーマに、はらださん(アートウォーカー)を迎えた公開インタビューを行います。尚、この公開インタビューは少し変わったかたちで行われます。最初は高橋が単独でインタビューを始めますが、イベント参加者(傍聴者)はインタビュー席に自ら座ることでインタビュアーとなり、はらださんに直接インタビュー出来ます。
2013年の春から初冬まで、約半年の間はらださんへの撮影、取材をを行いました。その成果として2013年12月にGallery PARC で個展『HARADA-san』を行いました。この展覧会はアートウォッチャーでありアートウォーカーであるはらださんの暮らしぶりや彼の語りを捉えた映像と、はらださん自身による個人年表によって構成されたものでした。展覧会では鑑賞者によって様々な反応がありましたが、はらださん自身は『HARADA-san』を鑑賞しませんでした。
『HARADA-san』は鑑賞者である人間が、鑑賞対象となった作品です。いわばオーディエンスを積極的に扱った作品という事ができます。展覧会の感想の中には今回のイベントタイトルである「オーディエンスの創造性」について考えさせられるものもありました。例えば、HAPSのウェブサイトに掲載された吉野正哲さんの展覧会レビューはそのひとつと言えます。
『Ideas on the move #1 : オーディエンスの創造性』では、出来るだけ具体的な質問をはらださんに投げかけ、そのやり取りを公開することで、オーディエンスの創造性について考えることが出来ればと思います。
高橋耕平
日 時:1月25日(土)16:30-18:00
会 場: 京都芸術センター ミーティングルーム2
インタビュアー:高橋耕平(アーティスト)
ゲスト:はらださん(アートウォーカー)
料 金: 無料 ※予約不要
主催・問合せ:高橋耕平 info@takahashi-kohei.jp(高橋)