予言と矛盾のアクロバット

高橋耕平+増本泰斗

積極的な反復 vol.0(積極的な反復のための反復)

2013年09月21日|三条河原町周辺

「積極的な反復 vol.1」(10月26日開催)のための反復を行います。

10月26日に行う「積極的な反復」についての話、及び反復行為がもたらす意味、効果、価値、批評性について話をしながら、時間と体力と財布が許す限り、約1時間ごとに2つの飲食店を反復します。参加ご希望の方は、ご自分の飲食代を持参のうえ参加下さい。因みに一軒あたりの飲食代を1000円と換算して、2軒×2往復=4000円、2軒×3往復=6000円くらいを予想しています。

 

参加ご希望の方は、メールアドレス、電話番号を明記のうえコンタクトフォームより申込下さい。

今回は定員を上限8名と致します。定員に達し次第申込を締め切らせて頂きます。

 

——————–〈積極的な反復 vol.1 ステートメント〉——————–

「積極的な反復」は、その名の通り“反復”を積極的、能動的に行い、“反復行動の中で反復について積極的に考える”という実践です。

一般的に、“結果としての反復”は、多くの場合ネガティブなイメージを伴います。「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻印された広島市の原爆死没者慰霊碑は、被爆者に対する哀悼と鎮魂の形であると同時に、悲劇を繰返さない意志の表れとして存在します。3.11の記憶も新しい日本国土を襲う地震や津波被害は古代より周期的に起こるものとされ、被害を繰返さないための石碑や言い伝えが先人より残されてきました。一方で“行為・行動としての反復”は、学習やリハビリなど新たな能力体得や機能回復のための実践として我々の実生活の中に根ざしています。また宗教の種別を問わず、祭事や儀式の所作に於いても様々な反復を見受ける事ができることから、先人より受け継がれて来た人類の智恵として、祈願や信仰の表象として反復行動を捉えることも出来るのではないでしょうか。

「積極的な反復vol.1」では、道を挟んで対面する異なる二つの美術館の二つの展覧会を、幾度も反復し交互に鑑賞します。反復のさなかに起こる考えや出来事を通じ、多くの人と共に反復について思考したいと思います。

積極的な反復0

日 時:2013年9月21日(土)18時-24時

場 所:京都市 三条河原町周辺

参加費:飲食代金(4000円~)

※集合場所等の詳細は参加者に直接お知らせします。